服をつくりたいからではなく、着てもらいたいひとがいたから、つくり始めたんだ。
あなたの想いの中と、想いの中のあなたに、僕らの服がありますように----
どこにでもいる普通の女の子へ向けて被写体募集をかけ、服飾レーベルkeisuke kandaによるその日限りのデタラメな制服を着て、それを写真家の浅田政志が撮り、卒業アルバムに載らない卒業写真を提出するという「卒業写真の宿題」プロジェクト。
これはそこで被写体として出会った3人の女の子たちの1年後の物語。
昼下がりの電車で。雨降りの新宿で。近所の公園で。田舎道で。
インスタントカメラを片手に、お互いで持ち寄ったkeisuke kandaの衣装を貸し合って撮り合いっこした、全然ファッショナブルじゃない、でもどこかで見たことがある、きっと出会ったことがある。
そんな写真を選んで、詰め込みました。