Rêve 2020
- レーヴ 夢 -
2020.1.27.Mon - 2.1.Sat
12:30-19:30*
*2.1.Sat - Last Day until 17:00
Egawo 江成 えり子 babacchi.com 山田 だるま 融花
本展覧会のタイトルである“Rêve-レーヴ” とは、フランス語で夢を意味します。
“夢は実生活で抑圧された願望の表れである”とは、心理学の領野から夢を解釈したことで
知られるジームクント・フロイトの言葉です。
フランスの詩人アンドレ・ブルトンが唱えた「シュルレアリスム第一宣言」に始まる
芸術運動「シュルレアリスム(超現実主義)」に参画したシュルレアリストたちは、
人間にとって夢という世界は最も制約のない自由な世界であると考え、夢と現実が出合う「超現実」こそが自由な創造を
可能にすると考えました。
現実の合理性では説明不可能な領域と現実との関係性に対して、
異なる視点から新たな価値を見出す、あるいは現実を再構築することが、
人間そのものを解放してゆくことでもありました。
フロイトやシュルレアリストたちが想像した夢世界の系譜をなぞりながら、
実生活で抑圧された願望のアートによる解放性を考察します。
本展では、この夢の世界における美を追求する実力派アーティスト3-4名を選抜し
“Rêve – レーヴ”というテーマで様々な技法とスタイルの中に
映し出されるビジョンをコンテンポラリーアートシーンの問題として捉え、
アートの可能性と方向性を提示します。